マスクによるルールの見える化

マスクの色を変えることで、退勤直前の看護師が指示を受けしまい仕方なく残業する、といったことを減らせた事例。

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制服による色分けではコストがかかるところを、別の色のマスクで対応することで費用をかけずにオペレーションに組み込むことができた。

 

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同じ取り組みに関する別の記事では、

「昨年と比較するとベッド稼働率の低下もあり、すべてがマスク2色制の効果とは言い切れない」(広瀬看護部長)といい、詳しい要因分析が必要というが、全病棟で看護師の残業時間が減少しており、効果は確実にあったといえる。

とあり、マスクだけで絶大な効果があったかは微妙なところではある。

 

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ユニフォームでの取り組みの事例でも、

ユニフォームの色を変えただけで業務が減るわけではなく、看護師の急な欠勤、患者さんの急変や緊急入院など業務が急に過多になることにも備えが必要です。

とあり、実際はルールが明確になる、という点だけで残業が減らせるわけではない。

 

ただ、マスクの取り組みはユニフォームに比べて、コスト負担の意味でアイデアが優れているというキャッチーさがあると感じた。

キャッチーなアイデアは試してみたくなるし、ユニフォームよりも工夫している感が出るのが良いのではないだろうか。

マスクという必須な道具に運用を1つ加えることで改善が行える良い事例である。