システムとその運用について

システムやその運用方法について考えたいと思いながら、そういったことに関連しそうだなと思った記事をクリッピングしては放置する、を繰り返していた。

もともと人の行動を制限したり誘発したりするルールや設備、振る舞いに関心があって、アフォーダンスのようなものについていろいろ考えたいと思っていた。

そんな中、コロナ禍を経てぐだついた東京2020オリンピック・パラリンピック(2021年開催)の様子を見て、一見完成されているように見える世間のさまざまなシステムは、意外と素朴な管理や運用で回っているのではないかと思うようになった。(人によっては意外でもなんでもないかもしれない。)

自分が社会に関わるのりしろのようなものはもう無いのではないか、思いつくものはすべてこの世にあるんじゃないかと思い始めていた中で、「なんだ、やれることはまだあるのか」と思うようになった。

社会的な話題に触れてしまったけど、ここでいうシステムというのは難しい業務を簡易化する、とかそういうことばかりではなく、玄関のドアにゴミ収集の日の一覧を貼っておけば朝出るときに思い出せるとか、防災頭巾を椅子の背もたれにかけておけばなくしにくいし有事の際にすぐ使えるとか、そういうちょっとした工夫のことのつもりで書いている。

特別なきっかけがあったわけではないんだけど、そういう意識がぼんやりとずっとあって、なにか言葉にして残しておかないとなと、新年のフレッシュな気持ちを頼りに重い腰を上げた。